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うなぎの寝床の家


デザイナー:今村宗俊
地域:熊本市/自邸
工事費:2400万円


伝統ある街並みにたたずむ、シンプルな家

熊本の伝統工芸が生きる町、川尻(かわしり)が建築地。間口4.5m×奥行き28mの変形地に、街並みに馴染み、シンプルな暮らしが出来るような思いを込めて設計しました。暗くなりがちな敷地形態ですが、暗い土間と通風・採光が取れる明るい居室との明暗を分け、極力ワンルームに近い平面計画を組立て、家族のコミュニケーションを大切にしました。物を隠し、無駄なデザインを省き、照明も少なく、ほんのり感をイメージして配置しました。これから家族と工夫しながら住み続ける家として完成しました。

1) 外観は伝統色を使いシンプルに構成。この町のたたずまいとして、「白壁」が馴染みます。
2) 駐車スペース2台とアプローチ。地域の陶器や石を埋め込み、車が止まれば狭いアプローチを楽しく演出。
3) 多目的で使える玄関土間スペース。珪藻の壁を左官の技術で変化を付け、ほど良い暗さで落ち着き感を求めました。
4) ダイニングキッチン。珪藻の壁・天井がステンレスのキッチンと無垢のフローリングを柔らかくまとめています。
5) 吹抜け階段。狭い間口を払拭するために、オープン階段を配置。踏み板には麻の織物を敷き込みました。
6) 2階階段上。吹抜けに隣接させ、ハイサッシを配置し、吹抜け下に光りが届くように配慮しました。吹抜けの手摺も至ってシンプルに。
7) ゴロゴロサンルーム。ベランダに隣接し、隣地の大きな桜の木や庭を借景と映し出します。カーテンはリネン。
施工部位:新築
工期:3カ月